sppc666のブログ

写真とは「真ヲ写ス」こと

スクエアフォーマット

きっとスクエア流行ります

2022年12月撮影 きのう撮影したばかりの撮りたてホヤホヤです。かねて制作中の仮題『スクエア』という、コミック形式のフォト・ストーリーに使用します。各コマが正方形に近くなるコマ割りなので、スクエアで撮っています。 インターネットが無かった頃、た…

アスティアの色合い

2004年12月撮影 ハッセルブラッド500C/Mに、フジクロームアスティア100Fを詰めて撮りました。中判のポジフイルムは週刊誌の巻頭グラビア頁の印刷原稿に使えるほどの解像度があり、また、中判ゆえに35mmフイルムとは段違いのボケ味を発揮できました。 その頃…

半ボケを再現するのは困難です

2004年10月撮影 中判6×6(ロクロク)で撮りました。この独特の立体感をデジタルで再現することはなかなか難しいです。何度か挑戦してみたけれどコレジャナイと思わせられる結果しか残せていません。 立体感の根源はボケ味の出方にあると思っています。背景が…

ソレイユの丘が休園しています

2021年10月撮影 グラビア系の撮影とは無関係な話ですが……秋の午後の斜光で良い感じの写真が撮れる場所があります。撮影のために行くのではなく、温浴施設やカンガルーを触りに行くために何度も通っていた場所なのですが、この10月から半年も休園するのだそう…

営業写真館でロクロクが多く使われていた理由

2004年10月撮影 中判6×6(ロクロク)で撮りました。馬鹿にならないフイルム代と現像代がかかるのに、よくもまあ、こんなスナップ的な撮り方をしたものだと、われながら思います。 営業写真館でロクロクが多く使われていた理由のひとつは、上から覗いて撮るか…

カンガルーが好きです

2022年9月撮影 手に入れてから、まだ数回しか使っていないカメラに習熟するため、ふだんならコンパクト機を持って行くようなブラブラ歩きに、重いのを持って行きました。 せっかくメイン機を持ち出したのだから、いくらかは「ちゃんと撮ろう」という気になる…

南の島に憧れていました

2004年9月撮影 いまはなき電子書籍サイトRopLibで、好評を得た写真でした。 沖縄ロケに中判6×6(ロクロク)を担ぎ出して撮った写真です。まるで週刊誌の水着グラビアの劣化コピーですね。そんなありきたりな写真を、この頃の私は「そういうのを撮りたい」と…

ボケれば良いという話じゃないのです

2004年9月撮影 中判6×6(ロクロク)とフォーサーズ機を併用していた時期の写真です。中判のボケ味を、ある程度はデジタルで再現できないかと模索していました。 単純に後ろをボカしたいだけなら話は簡単です。 ボケないと言われていたフォーサーズ機でも、後…

スクエアは自由になりました

2004年9月撮影 この写真がスクエアフォーマットなのは、1970年代に製造された6×6(ロクロク)で撮影したからです。 いまはむかし、写真は紙にプリントして世に出すものでした。印画紙は正方形で無いし、真四角な本も特殊なものしかありません。スクエアで撮…

フォトストーリー『スクエア』続報

2022年8月撮影 正方形に写るスクエアフォーマットのクラシックカメラが主人公のフォトストーリー仮題『スクエア』を制作中です。このたび、主人公のハッセルブラッド500C/Mが、ヒロインと邂逅する場面を撮影しました。 ヒロインを演じるのは、たかはしまいさ…

緑蔭で涼しげに

2022年8月撮影 コロナの感染爆発が起きているなかで、基礎疾患を抱える身なので外出は避けてきましたが、前々から撮り続けているテーマに関わるモデルさんなので、定期的に撮っておかないとイケナイので、チョットだけ撮ってきました。 いつものフルサイズ機…

心残りがありまして

2004年7月撮影 お気に入りのモデルさんでした。イベントコンパニオンをはじめ、撮影会モデルなど様々に活躍していた人で、週刊誌のグラビアに起用されたこともありました。小柄で童顔ながら、けして子供っぽくない女性らしさも兼ね備えていました。 心残りと…

斜めに撮ろうと思ったことはありません

2004年7月撮影 ハッセルブラッド500C/Mでの撮影です。レンズは単焦点の標準レンズが一本きりでしたから、寄りも引きも足で稼ぎました。しかし、これ以上うしろにさがれない場合はどうするか。斜め構図にして無理矢理に全身を撮ったりしてました。はじめから…

浴衣と桔梗

2004年7月撮影 すこし俳句を囓った人が「浴衣は七月の季語だから、本来は梅雨から夏への変わり目をイメージさせるものだ」というのを真に受けて、梅雨時から夏にかけて咲く桔梗とともに季節感を演出しましたが……旧暦だと「秋七月」といって晩夏から初秋くら…

力を出し切って撮りました

2004年6月撮影 いまは廃番になったフジフイルムのアスティアというポジフイルムを使い、設定等はいじらずそのままスキャンして、こんな色味になりました。 きのうの投稿で触れました、かつて開催されていた「フォトハイキング」という少人数撮影会の開催候補…

ときに誘導されます

2021年4月撮影 見知っているネコです。地域の人たちからエサは貰っているようですが、飼い猫でもない、いわゆる地域ネコなのでしょう。人慣れしていて、私にも撫でるくらいのことは許してくれます。抱き上げるのは無理でしょうけどね。 ときにネコは、構おう…

新キャラ登場・仮題『スクエア』

2022年6月撮影 撮りたてホヤホヤです。ヒロイン役、たかはしまいさんが白い服を着ているのに、咲いているアジサイは白が多くて、撮りづらかったです。そして、雨の情景もまた良いかと思っていましたが、撮影中は一粒も降りませんでした。それどころか、雲の…

おちゃめでチャーミング

2004年6月撮影 中判6×6(ロクロク)練習のため撮影会に参加したときに撮った写真です。この頃120(ブローニー)フイルムのポジ現像は、プロラボなら翌日仕上がり、無理を言えば即日仕上げも可能でした。みるみるうちにフイルムが衰退していった時期なので、…

続報・仮題『スクエア』いろいろ検討中

およそ50年前に製造された中判6×6(ロクロク)が主人公となる、写真で綴るストーリー、仮題『スクエア』について、いろいろ検討しております。 劇中で50年前に撮影した写真を登場させます。それならばと、50年前のカメラとレンズで撮ってみたのがコレです。…

スクエアをトリミングする場合

2015年5月撮影 スクエア(正方形)で撮った写真は、印画紙にプリントするとか、雑誌の印刷原稿にするとか、紙の上に載せ替えるときトリミングしなきゃなりません。縦長に使うのか、横長に使うのか、意識して撮らないと、どうにも切りようが無い構図になりま…

スクエアは、どう違う?

2004年5月撮影 中判(6×6)で撮ったスクエアと、フォーサーズ機で撮った4:3のと、同じシチュエーションで撮ったのを並べました。 私の本業は出版業界で文章を書く仕事ですが、書籍や雑誌の編集は隣接分野だから多少は通じています。そのむかし、B5版の週刊誌…

視線を逸らしたカットばかり

2022年5月撮影 twitter.com 現在、進行しておりますフォトストーリー仮題『スクエア』用に撮ったなかの一部を掲載しています。 ストーリーものなので、映画のカット割りに近いイメージで撮っています。カメラを真っ直ぐに見てニッコリみたいなポートレートの…

そこに居合わせるもの

2022年5月撮影 いま制作中の写真で綴るストーリー、仮題『スクエア』の主人公、ハッセルブラッド500C/Mです。付喪神みたいな神格はないし、刀剣男士みたいに喋りません。ただ「そこに居合わせる」だけです。居合わせる場所は、持ち主が写真を撮りたい……何か…

仮題『スクエア』進行中です

2022年5月撮影 きのうは、独自のストーリーを写真とともに描く写真集・仮題『スクエア』の二回目の撮影でした。ヒロインは、たかはしまいさんです。 twitter.com 撮影会で人気の高いモデルさんです。今回の企画はストーリー物なので、カメラ目線のカットが少…

灯台守との邂逅

2019年5月撮影 世界中に新型コロナウイルスが蔓延しはじめたのが2020年でしたから、その前のことです。移動も旅行も自粛を求められる日が来るとは、思ってもいませんでした。 都内に住む私は、首都圏内の日帰り観光地のなかで城ヶ島を気に入って居て、何度も…

言葉によらず

2022年4月撮影 機嫌が良いときには擦り付いてくるくらいの信頼関係があるネコです。 眠りに落ちようとしているところでしたから声をかけずに、そっと写真を撮って立ち去ろうと思っていました。ネコは一声も発しませんでしたが、言いたいことは察せられたので…

新作写真集『スクエア』始動

2022年4月撮影 いまは昔、私は2004年頃から数年間、RopLibという電子書籍サイトで活動していたことがありました。その頃から放置されたままの私の個人サイトに残骸があります。このサイトでは、どこをクリックしてもリンク切れですけどね。 たぬき写真工房 …

スクエア趣味の原点

2004年頃? むかしは6×6(ろくろく)と言えば写真好きには通じたのですが、いまはどうでしょうかねぇ。一般的なフイルムが35mm幅だったのに対し、中判は60mm幅のフイルムを使いました。カメラによってフォーマット(画面サイズ)は6×4.5、6×6、6×7、6×8、6×9…

組み写真の「組み立て」について考えます

2019年12月~2021年12月 とある灯台で何度も見かけた地域猫です。いわゆる「カワイイ猫ちゃん」というキャラではありませんが、世界的な猫写真家である岩合光昭さんの被写体になり、地上波のテレビ番組にも何度か登場しています。 某有名観光地で、猫を撮る…