オマカセで撮れました 後編
2022年5月撮影
ゆいさんを撮るのは二度目でした。うまく呼吸が合って、撮影会一枠60分で4枚組を三つも組めるほど、効率よく撮れています。
写真のセレクトは、こちらの自由にさせてもらっています。美意識は人それぞれだけれども、撮った側の美意識を尊重してくれるのが嬉しいです。また、こちらもモデルさんの美意識は会話しながら読みとるように努めています。そのうえで互いに信頼して歩留まりが良い撮影になったのかと思います。
撮影会モデルだけで食べている人って、おそらくいません。みなさん他に何か活動しておられます。ゆいさんはヴァイオリン演奏家です。ほかの人も様々に活動していますから、それら他分野での影響からなのか、価値観や美意識が大きく違いますね。
なかには撮影会で撮った写真を「ネットに掲載できるのはモデル側が加工したものだけです。掲載したい写真を送ってください、加工して返しますから」という条件を、撮り終えたあとで言ってくる人もいます。たしかに、SNSで見る顔立ちと、撮影会で見た顔立ちと、だいぶ違っていました。それがイケナイとは申しませんが、こちらとしては「誰が、どう撮ってもワタシは美しいのよ」と言わぬばかりに、自由に写真を掲載させてくれるモデルさんが好みですし、信頼できます。
その点でも、ゆいさんは申し分の無い人です。機会があれば、また撮りたいです。