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写真とは「真ヲ写ス」こと

気分屋さんでしたから

2005年7月撮影

 この日、このお姉さんは、待ち合わせの時間より大きく遅れて御登場だったと記憶しています。ずいぶん御機嫌が宜しくない様子でした。いまの私なら、撮影するよりさきに「なにか美味しいものでもいかがでしょう」と、気分転換を図りますが、この時期には無愛想で不器用なニンゲンでしたから、ムッツリしていても、そういう表情で画にしてしまえば良いと思って撮り始めてしまいました。

 まあ、そうやって撮った写真も悪くはない。けれども、モデルとの信頼関係においては、たいへんよくなかったと思います。

 午前中の撮影を終え、午後また服装と場所を替えて撮影するので昼食休憩しました。このとき、気分転換用にビールを小瓶で一本つけました。身長140cm代で童顔なので年齢確認されましたが、当時すでに成人していました。このあと撮影が続く予定だったのでアルコールにつきあってくれたけれど、たぶん撮影の後だったら飲もうと誘っても断られたんじゃないかと思います。ちょくちょく撮影はしたけれど、わりとドライな感じの人でした。気分の浮き沈みが大きかったので、表情を話術でコントロールすることが難しかったのを覚えています。