白セーラーに赤スカーフはリアルではない
2020年8月撮影
むかしはコンクリートの構築物を背景に入れるのを嫌っていたのですが、いつの間にか平気になりました。なぜなのかは自分でもわかりません。
商用撮影を止めてから、被写体さまの素性は穿鑿しない方針ですけれども、御本人様の言葉を信じるかぎり、当時このお嬢さんは高校生だったそうです。ホンモノの制服では身バレしちゃうので、白セーラー服は撮影用の安物です。
このお嬢さんが言うには、白セーラーに赤いスカーフは「あんまり無い」とのことでした。むしろスカーフ無しの方がリアルじゃないかと提案されました。せっかくですけれども、むしろニセモノっぽい方が良いかなぁと思って、そのままにしました。
通りがかりのオッサンから見られてしまうような場所で、10代の女の子が一人遊びするというのは一種のファンタジーじゃないでしょうか。だとすると白セーラー服は年齢を示す記号みたいなものなので、リアルさよりはイメージ優先かなぁと思ってました。