sppc666のブログ

写真とは「真ヲ写ス」こと

わずかに211万画素でした

2001年8月撮影

 これを撮った2001年からが21世紀でした。たまたまなのでしょうが、デジタルカメラが急速に進歩しつつありました。各社とも画素数を多くする方向で進歩をアピールしていましたが、オリンパスだけは画素数の違いが写真表現の決定的差ではないということを教えてくれました。これを撮ったCAMEDIA C-2100 Ultra Zoomという機種は、光学10倍ズームレンズを搭載したレンズ固定式カメラでした。

 ラチチュードが狭く、すぐに白飛びしちゃうのはデジタルの技術的限界なのだろうなと思ってましたが、いまはだいぶ改善されてます。このカメラは、わずかに211万画素と、画素数が少ないだけに吐き出す画像も1600×1200pixと小さく、プリントを依頼すると「そんなに小さいデータだと2Lまでしか伸ばせない」と言われたりしましたが、とんでもないことで、A4まで伸ばしてもキレイに仕上がりました。

 ただ、喰わず嫌いというヤツでしょう。ユーザーは画素数が多い方が上等だと思い込んでいたので、なかなかその固定観念を破るのは容易でなかったようです。実際、手にとって撮影してみたら良いカメラでしたが、あまり売れなかったみたいです。

 この写真はsppcというプロ級の会員たちが集う撮影会で撮ったものです。

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 そのためレフなどのサポートが、そんじょそこらの撮影会よりはよほど的確でした。そのせいで、当時の私の実力以上の写真が撮れています。モデルはsppcを主宰したsattinの友人で、一般の社会人だったそうですが、美人ですよねぇ。