sppc666のブログ

写真とは「真ヲ写ス」こと

簡易スタジオでの演習

2012年10月撮影

 いまはなき電子書籍サイトRopLibがサービス終了した2010年以後、私は同人レーベルで活動できないか模索していました。秋葉原の同人誌を扱ってくれる店舗と直取引してみたりしていたものです。電子書籍と異なってCD-ROMでの販売となり、返品されて不良在庫を抱えるリスクが重いため経営は不安定で、その道へ進むことを断念しました。

 そんな時期に、抱えていた課題がありました。安く借りられるスタジオの簡素なセットでの水着撮影で、商品化できる水準の写真を撮れるようになることです。それまで、時季外れの水着撮影は日帰り温泉ロケが多かったけれど、体力の消耗や経費の面からも都内の簡易スタジオで撮れたら有利だったのです。そのための演習として、既存の撮影会の個人撮影枠を利用して撮ったのが、今回御披露しております写真です。

 簡易スタジオの難点は、照明が非力なせいで、壁や床からの反射光に影響されがちなことです。大型ストロボでドカンと光を当てれば、そんな心配は必要無いのですが、どうしても色補正が必要でした。

 3枚目は、このとき使用した面光源を白バックに見立てております。この時期、まだLEDが普及する前で、中に電球型蛍光灯を仕込んだライトボックスです。定常光は見たままに撮れるのでストロボよりも楽なんですが、あとの色補正がイヤでした。この時期だと、ワンタッチ補正で満足できる結果を導いてくれるソフトが無くて、いちいち微調整しないと商品レベルになりませんでした。

 色補正しないと、こんなですからね。いまならwindowsの「フォト」でも、かなりの水準まで色補正が可能で、フォトショップなど専用ソフトを利用する機会は目に見えて減っています。けれども2012年には、そうは行きませんでした。結局のところ、都内の簡易スタジオで水着をバンバン撮りまくって商売する計画は、あえなく破綻してしまったのでした。

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