しまい忘れてますよ
2009年6月撮影
ネコたちの溜まり場になっていた公園にいた白猫です。たぶん仲間を待っていたのでしょう。舌を仕舞い忘れたまま寝ていましたので、お節介ではありますが、声をかけてみました。
舌を出したまま顔を向けてきたので、アカンベされたみたい。
本当に眠りたかったのか、ニンゲンの相手が面倒で狸寝入りなのかはワカリマセンが、再び眠りに落ちました。
もはや声をかけても反応しません。
オッドアイ(左右の目の色が異なる)だったり、団子尻尾だったり、特徴ゆたかなネコでした。同じ場所で2015年11月に再会するのですが、まぎれもない同一個体でした。その6年間、宿無しのネコが生き延びていたとは敬服に値します。私もまた心臓バイパス手術などで辛くも命を繋いだあとだったので、再会は嬉しかったです。
いまは、その公園でネコを見かけることはありません。なにかネコが忌避するような対策を施したようです。首輪をつけた飼い猫たちも遊びに来ていたネコの溜まり場は、消えてしまいました。ベンチでネコを膝に乗せて将棋をさしていたお年寄りもいなくなり、たまに通りかかる人がいるばかりになりました。