sppc666のブログ

写真とは「真ヲ写ス」こと

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ハツラツ

10年以上前に、撮影会で撮った写真ですが、ずっと封印してきました。この制服は衣装ではなくホンモノで、着ているのも在校中の生徒だったのです。いつもは撮影会のモデルとしてオトナっぽい雰囲気を出していた人でしたから、高校生だと聞いて驚きました。高…

春霖無慈悲

2020年4月撮影『春霖無慈悲』5枚組み *春霖(しゆんりん)春の長雨のこと すでに20年以上も世田谷観音の桜の情景を撮り続けています。私が写真で伝えたいことは、桜の美しさではありません。

綴じ代について考えます

紙媒体で写真集をつくる場合、一枚の写真を左右の頁に跨がらせるのを「見開き」と言います。当然ながら構図のド真ん中が左右頁の境目となります。その中心線に人物の顔を置くわけにはいきません。 中央に分割線を載せてみました。紙の本では、黒線の部分が綴…

新作写真集『スクエア』始動

2022年4月撮影 いまは昔、私は2004年頃から数年間、RopLibという電子書籍サイトで活動していたことがありました。その頃から放置されたままの私の個人サイトに残骸があります。このサイトでは、どこをクリックしてもリンク切れですけどね。 たぬき写真工房 …

スクエア趣味の原点

2004年頃? むかしは6×6(ろくろく)と言えば写真好きには通じたのですが、いまはどうでしょうかねぇ。一般的なフイルムが35mm幅だったのに対し、中判は60mm幅のフイルムを使いました。カメラによってフォーマット(画面サイズ)は6×4.5、6×6、6×7、6×8、6×9…

フイルム時代晩期

今回の投稿は、大昔に35mmネガフイルムで撮った3枚です。組んでみようと思ったけれど、組み写真と称するには不満が残りました。 2003年12月撮影 最初に紹介がてらの全身を置きました。おわりには振り向きを置いて、「はじめ」と「おわり」はこれでヨシとしま…

組み写真の「組み立て」について考えます

2019年12月~2021年12月 とある灯台で何度も見かけた地域猫です。いわゆる「カワイイ猫ちゃん」というキャラではありませんが、世界的な猫写真家である岩合光昭さんの被写体になり、地上波のテレビ番組にも何度か登場しています。 某有名観光地で、猫を撮る…

オッサンを撮った日々

わしなんか一時期オッサン撮ってたけど、もちろん、ソッチの方面への興味関心は無いよ。 https://t.co/cvfk2hdPFW — たぬき㌠ (@sppc666) 2022年4月20日 こんなことをtweetしたので、証拠を出しましょう。 2009年4月撮影 アラフォーになってから役者を目指し…

組み写真の「繋がり」について考えます

2019年8月撮影 成人女性が架空の学校制服を着ており、各種の設定が彼女の頭の中に出来ているとのことで、オリジナルのキャラクターと考えて良いでしょう。その演じるところの人格を感じ取りながらの撮影でした。 撮り始めたとき、胸ポケットに眼鏡がありまし…

組み写真の「流れ」について考えます

2021年8月撮影モデル 柊京羽 twitter.com 私は複数枚の写真を「組んで」投稿することが多いです。背景のストーリーやドラマを想起させるほどの写真を、たった一枚でドーンと示すことが出来る天才肌の人もいますが、自分には真似が出来ないと悟ってから、数枚…

たいせつな会員番号「sppc666」

私がIDに使っている「sppc666」は、sppcという撮影会の会員番号でした。その撮影会の正式名称は sattin professional photo club 略してsppcで、会員番号666が私でした。 sattinとは2000年代初頭にRQとして活動、のちにロックシンガーとなった朝丘紗智さんの…

デジタル黎明期

プロの写真家がデジタルカメラへの移行をはじめた時期は、2000年代初頭でした。はじめはアマチュアが使うような機種では、どう撮ってもパンフォーカス(画面の何処にもピントが合う)になりました。その頃に撮った古い写真を披露します。 人物を際立たせるた…

露出計

ピントはオートフォーカス、露出決定はプログラムオート、いまはシャッターを押しさえすれば、そこそこの写真が撮れるのだそうです。しかし、そういう撮り方だと、カメラマンというよりはカメラ任せマンという感じで、自分で撮った気がしません。 まったく自…