sppc666のブログ

写真とは「真ヲ写ス」こと

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

旧東独のツァイス

2004年5月撮影 旧東独ペンタコン人民公社の製品で、焦点距離50mmと80mmのレンズで撮った写真です。ブランド名はカールツァイス・イエナで、ツァイスというブランドもまた東西分裂していた時期に製造されたものです。 この時期、フイルムからデジタルへ雪崩を…

オマカセで撮れました 前編

2022年5月撮影 twitter.com https://twitter.com/1day_photo 今回が初参加の撮影会で、初めて行くハウススタジオだったし、勝手がわからないまま撮りました。モデルはGW期間中に屋外で撮ったことがある、ゆいさんで、二度目でした。 スタジオは共有ですが、6…

赤と緋と朱と紅と

2016年5月撮影 モデルは撮影経験が少ない方なので、棒立ちです。 きのう投稿した、sattinはモデルの立ち方をしていますので、好対照かと思います。 sppc666.hatenablog.com まあ、モデル経験が乏しい人も、撮り方次第で変化はつけられます。上からの光を遮る…

スクエアは、どう違う?

2004年5月撮影 中判(6×6)で撮ったスクエアと、フォーサーズ機で撮った4:3のと、同じシチュエーションで撮ったのを並べました。 私の本業は出版業界で文章を書く仕事ですが、書籍や雑誌の編集は隣接分野だから多少は通じています。そのむかし、B5版の週刊誌…

視線を逸らしたカットばかり

2022年5月撮影 twitter.com 現在、進行しておりますフォトストーリー仮題『スクエア』用に撮ったなかの一部を掲載しています。 ストーリーものなので、映画のカット割りに近いイメージで撮っています。カメラを真っ直ぐに見てニッコリみたいなポートレートの…

グラビア写真集でも組んでいます

2021年9月撮影 twitter.com 現在、試し刷りが出来てきているグラビア写真集の一場面です。 私の本業は出版関連で、文章を書くことが仕事ですけれども、書籍編集は隣接分野なので、写真集を制作するうえでコダワリがあります。単にベストショットを並べただけ…

間合いは大切です

2006年5月撮影 でっかい猫でした。 私は不思議と動物と乳幼児にもてます。散歩中の犬に舐められたり、通りがかりの猫に擦り寄られたり、珍しくもないことです。この猫は、ポートレートの撮影中、公園に現れ、ちょっと警戒気味にコチラを見ていました。 一枚…

撮りきれなかった理由かな?

2017年5月撮影 twitter.com 肌の露出が大胆なときもある、大人気の撮影会モデルさんです。Twitterでフォロワー11万超だからスゴイとしか言えません。これを撮ったのは、撮影会の個撮枠がとれた時でした。いまじゃ、なかなか訪れない機会だったと思います。 …

日昼シンクロ禁止令

2005年5月撮影 いまはなきRopLibという電子書籍サイトで活動していた時期の撮影です。どうにか組めるくらいのバリエーションが撮れています。 これを撮影する2年くらい前の修業時、心の師と仰ぐグラビア系カメラマンから、ストロボ禁止を課されました。その…

そこに居合わせるもの

2022年5月撮影 いま制作中の写真で綴るストーリー、仮題『スクエア』の主人公、ハッセルブラッド500C/Mです。付喪神みたいな神格はないし、刀剣男士みたいに喋りません。ただ「そこに居合わせる」だけです。居合わせる場所は、持ち主が写真を撮りたい……何か…

仮題『スクエア』進行中です

2022年5月撮影 きのうは、独自のストーリーを写真とともに描く写真集・仮題『スクエア』の二回目の撮影でした。ヒロインは、たかはしまいさんです。 twitter.com 撮影会で人気の高いモデルさんです。今回の企画はストーリー物なので、カメラ目線のカットが少…

紙媒体グラビア写真集の編集を終えました

2022年5月撮影 かねて編集しておりました仮題『柊京羽写真集』の試し刷りが出来てきました。A4サイズで96頁ともなりますと、われながら頑張ったなぁ、と、感慨もひとしおであります。少し寝かせてから冷めた目で眺めたうえで、良くないところを改善して、そ…

灯台守との邂逅

2019年5月撮影 世界中に新型コロナウイルスが蔓延しはじめたのが2020年でしたから、その前のことです。移動も旅行も自粛を求められる日が来るとは、思ってもいませんでした。 都内に住む私は、首都圏内の日帰り観光地のなかで城ヶ島を気に入って居て、何度も…

相性は不思議なものです

2003年5月撮影 組み写真を習い始めたことを切っ掛けに、自分の作風を変えようと足掻いていた時期に撮影した写真です。一応、組めるくらいのバリエーションを撮れています。モデルが何度も撮った相性の良い人だったのに助けられていたのでしょうね。 相性とは…

思い浮かんだ「呉下の旧阿蒙」

2006年5月~6月撮影 自前のギャラリーを開設していた時期がありました。場所柄は良かったけれどサッパリ予定が埋まらず三ヶ月目にはやめてしまった、いまでは苦い思い出です。そのギャラリーのこけら落としに来てくださった中に、この女性がいました。モデル…

レンズの個性について考えます

2019年4月撮影 亡父が家族に隠していた高級カメラが、その没後に何台も発見されました。そのなかから私に分け与えられたのが、中判カメラとNikon F2と何本かの交換レンズです。 中判については、先日、このブログで御披露しました。 sppc666.hatenablog.com …

組み写真の修行を始めた頃

2003年5月撮影 組み写真については、2003年3月頃からtentenファームという月に一度の講座に通って学びました。講師は斉藤慶子の水着写真集なんかを撮ったグラビア系カメラマン岡克己先生でした。 講習はスパルタ式でした。持ち時間3分の撮影が午前と午後の2…

紙媒体グラビア写真集の撮影を終えました

2022年5月撮影 twitter.com いつか紙媒体でグラビア写真集を出したい。 電子書籍サイトRopLibで活動していた2004~10年頃から、いずれ紙媒体でも写真集を出したいと思って来ました。2013~14年頃には文庫本サイズのミニ写真集を何タイトルかつくってみました…

言葉によらず

2022年4月撮影 機嫌が良いときには擦り付いてくるくらいの信頼関係があるネコです。 眠りに落ちようとしているところでしたから声をかけずに、そっと写真を撮って立ち去ろうと思っていました。ネコは一声も発しませんでしたが、言いたいことは察せられたので…

いつもスタスタ歩いてます

2006年5月撮影 むかし、RopLibという電子書籍サイトで活動していた時期に撮りました。この程度の技量なのに、有料配信していたのですから心臓モノです。マイクロビキニやランジェリーの写真を入れたら、無名のカメラマンの写真集でもそこそこ売れました。 私…

シロツメクサの花冠

2005年5月撮影 いまはなきRopLibという電子書籍サイトで精力的に活動していた時期でした。この場面を撮ったあと、にわか雨に降られたのを思い出しました。 状況が許すかぎり、背景をぼかさないのが私の作風です。被写体が二人いて、いずれもピンボケにしたく…

キャプションを添えて

東京都 深大寺の門前町にて 深大寺といえば蕎麦。粉を挽く水車は今も現役。 「いただきます」の石像です。 ザルの彼方に「ごちそうさま」の石像があります。 2009年5月撮影 言葉によらず写真だけで伝えたい理由があるならともかくも、こうやって写真に一言ず…

出演交渉の一部始終

2005年5月撮影 撮影したのは、ずいぶん前のこと。この写真に登場するネコも、おそらく生きてはいないでしょう。 何故だかわかりませんが、私は動物と乳幼児から関心を示されることが多いです。このネコとは何度か出くわしていて、すでに何度も撫でたことがあ…

皐月の鯉の吹き流し

2022年5月撮影 twitter.com きのう撮ったばかりです。 訪れる人が少なめの穴場でしたが、さすがにGWともなれば「背景に誰もいない」状況は無理です。この1枚目と4枚目にも遠景に人の姿が入っていますが、ここまでボケボケにすれば、さほど気になりません。 …

目は口ほどに

2016年12月撮影 打ち合わせなしで行き当たりばったりで撮りました。真っ先に撮ったのが、一枚目に載せた横顔です。撮ったその場でカメラの背面液晶で見てもらいました。そのあとは、モデルさんがコンセプトを察したうえで、無言のまま「見せたい表情」をして…

何の木も彼の木もなしに若葉かな(正岡子規)

2009年5月撮影 芽吹いて間もない青葉の美しさに説明も形容も必要ないのは、正岡子規の句を読めばわかります。この時期になると、カエデの出猩々(デショウジョウ)が赤い新芽を出して、新緑に彩りを添えます。 若葉は美しいけれど、天から注ぐ光を透き通らせ…

順光と逆光

これは「逆光で撮られるのが嫌い」というtweetなんですが、こういうことを言ったからには、撮影されることに慣れていない人でしょう。屋外の自然光だと8割くらいを逆光で撮ります。 これが順光です。陰が後ろに延びていきます。順光のメリットは、たっぷり光…