sppc666のブログ

写真とは「真ヲ写ス」こと

凡才は模倣から

2001年9月撮影

 社会人になってから中断していた写真趣味を再開したのが2000年頃で、そのあと2年くらいはブロマイドの劣化コピーみたいな写真を撮っていました。ソレが良い写真だと思い込んでしまっていたのです。

 とはいえ、はじめから独創的な写真が撮れる人なんて、ほんの一握りの天才だけでしょう。世の中には凡才のクセに「自分は天才だ」と勘違いしている、ある意味シアワセな人もいますけれど、私は自分が凡才だと気づいていたので、模倣から入りました。

 模倣の段階に居たときは
「どこかで見たような写真ですね」
 という、侮蔑するために放たれた言葉が、
「おお、そうか。そう見えるのか」
 と、狙いどおりに撮れていることを確認出来て嬉しかったですよ。いやホントに。

 組み写真の勉強をはじめた03年から私の作風は大いに変わりはじめましたが、今回の投稿は変わる前に、撮影会で撮った写真です。モデルはバイトの高校生(当時)です。いまはアラフォーですね。当時は私が40代になった頃なので、年齢差は親子くらいでした。流行り物では話が合うわけもないけれど、食べ物の話なら通じることもある、ということを覚えた時期でした。

 バイトのモデルさんにとって撮影会参加者とは、ただの「よく知らないオジサン」でしかありません。また、職業的訓練を受けたプロのモデルさんみたいに営業スマイルが上手ではありません。ニッコリしてもらいたかったら、思わずニッコリしちゃうような話題をふりながら撮れば良いことに気づいて、それを実践し始めたのがこの頃です。

 もちろん撮影が目的であって、会話はその手段ですから、何を話して、どんな答えが返ってきたか、ろくに覚えておりません。

柊京羽グラビア写真集『四季のいろどり』通販の御案内
 オンデマンド印刷(しまうまプリント)
 A4サイズ 巻きカバー表紙 全96頁 3000円(送料込)
「たぬき写真工房が、いまはなき電子書籍サイトRopLibで活動していたのは2004年から2010年くらいの時期でした。その頃はグラビア系の電子写真集を有料で配信していました。RopLibがサービス終了となってからは、商品と呼べるようなものを世に出しておりませんでしたが、昔とった杵柄とやら、久々にグラビア系に挑戦します」(巻頭挨拶より)

 下記内容を記載して、TwitterからDMでお申し込みください。

・お求め商品のタイトル「四季のいろどり」
・お求めの冊数
・お届け先(受け取ることが可能なら御自宅以外でも可)

たぬき (@RACOONDOG19) / Twitter

twitter.com

 DM受領後、折り返し送金先の口座をおしらせします。入金を確認後、おおよそ二週間程度で、印刷会社から直接のお届けとなります。
サンプルはコチラを御覧ください

sppc666.hatenablog.com