sppc666のブログ

写真とは「真ヲ写ス」こと

昔語り

おだてなくても木に登る

2005年12月撮影 いまはなき電子書籍サイトRopLibで活動していた時期に撮りました。きわどいマイクロビキニを着こなす人気の高い被写体さんでしたが、このときは重ね着しながら冬枯れのロケ撮影です。 登山家は「そこに山があるから」登るといいますが、大木…

ひとつ覚えのスローシンクロ

2002年12月撮影 ほぼ月イチで撮影していた甘ロリの被写体さんでしたが、このときを境に一旦休止となったのでした。冬の夜に雨が降るなかでしたから、そりゃあ外撮りはイヤだったでしょう。 この頃の私は、雨が降ろうが槍が降ろうが約束を守るタイプでした。…

勉強したくないから手動です

2000年12月撮影 いまを去る半世紀前、中学生のとき父からお古のキヤノネットを譲られて、はじめて自分のカメラを持ちました。高校の入学祝いにPENTAX KXを買って貰い、念願だったレンズ交換式一眼レフを手に入れました。大学時代に右手の親指に怪我をして親…

いつか来た道

2004年12月撮影 かなりアンダー気味に撮っています。この時期からカメラのプログラムオートに頼らないで、露出計で測って撮るようになっていました。だから、アンダーなのはカメラの不調のせいではなく、当時の私はコレくらいが良いと思って撮っていたのでし…

「感じたまま」は通りません

2012年12月撮影 組み写真は、流れと繋がりを持たせた写真の並び順によって、ナラティブを表現します。私は20年近く組み写真をつくってきて、構造は文章表現の手法を応用できることを悟りました。 文章に帰納法と演繹法があるのと同様に、組み写真も最初と最…

凪の海

2004年12月撮影 いまはなき電子書籍サイトRopLibの全盛期に撮りました。被写体は、当時20代の半ばでしたが、身長140cmほどの超小型なので、バスに乗るとき子供料金にされたりしてました。いえ、違います、というと、「あ、中学生でしたか」みたいなことにな…

アスティアの色合い

2004年12月撮影 ハッセルブラッド500C/Mに、フジクロームアスティア100Fを詰めて撮りました。中判のポジフイルムは週刊誌の巻頭グラビア頁の印刷原稿に使えるほどの解像度があり、また、中判ゆえに35mmフイルムとは段違いのボケ味を発揮できました。 その頃…

小春日和のビターな思い出

2005年12月撮影 いまはなき電子書籍サイトRopLibで活動していた時期に、グラビア系写真集の私服パートとしての撮影です。 東京近郊ですと12月でも良く晴れた日は小春日和になります。太陽の軌道が低いので、真っ昼間でも横様に陽光が射し込んできます。散り…

水着のマネージャー

2003年12月撮影 修業時代の終わり頃の撮影です。虎の穴みたいなキビシイ講座ではなく、好きに撮って構わない、タレントさん出演の撮影会でのことでした。小さい事務所だと、撮影会にタレントさんだけが来る場合が多いです。大規模撮影会で、同時に何人か出演…

十年ひとむかし

2012年12月撮影 ちょうど10年前に撮った写真を画像庫からほじくり出してきました。十年ひとむかしなどと申しまして、たしかに世の中は移り変わっています。世間では、みんながガラケーを持っていたのが、たいがいスマホになりました。東日本大震災の復興は徐…

温泉ロケのついでに

2005年12月撮影 いまはなき電子書籍サイトRopLibで活動していた時期の撮影です。グラビア系写真集の私服パートで使いました。巨乳で人気だった被写体さんですが、着ぶくれてモコモコになっている姿も可愛らしいなと思いながら撮っていました。 水着の撮影で…

冬らしくはないけれど

2001年12月撮影 なんといっても12月に両肩が出るドレスは寒そうです。被写体は、当時RQとして大人気だったsattinで、肌を見せるのが職業的アイデンティティーだったようです。sattinみずからが主宰のsppcという撮影会で撮ったので、このドレスは着せられたも…

現像が巧くいったとき

2003年12月撮影 フイルムとデジタルを併用していた時期の撮影です。ここにアップしたのはネガフイルムで撮影したもので、使用機材はベッサフレックスというカメラに旧東独ペンタコン人民公社が製造した古いレンズを捻じ込んで使っています。 当時はデジタル…

人なつこい闖入者

2003年12月撮影 公園で撮影中、不意に画角へ侵入してきました。かまわれたくて、擦り寄ってくるタイプで、なんら遠慮はありません。本来の被写体(ニンゲン)はネコの扱いに慣れていないせいか、私の方に寄ってきて撮れなくなっちゃいました。 このときはフ…

最後の難関でした

2003年12月撮影 忘れもしない、組み写真を学ぶスパルタ式の連続講座10回目でした。老父の介護が大詰めで、睡眠時間をとるのも不自由していたなか、あるいは他人様の手を借りたり、あるいは身内に泣きついたりしながら、月に一度の講座には欠かさず通いました…

ごはんを食べたら解決でした

2004年11月撮影 ネットアイドルのブームは過ぎ去って、ブログが普及し始めた時期に、自分自身をコンテンツにした個人サイトをやっていたお嬢さんです。ちゃんとした作りの個人サイトだったので、高校生か社会人かと思って撮影を申し入れたところ、ずいぶん幼…

日昼シンクロ禁止令

2000年11月撮影 写真趣味を再開して間もない頃に撮影会で撮りました。明るさ暗さを表現できる範囲=ラチチュード(寛容度)ネガフイルムとポジフイルムでは段違いで、ポジは難しいということは、かつての経験から知っておりました。デジタルカメラの場合は、…

自主トレやってました

2004年11月撮影 写真講座に通い始めた2003年3月から、およそ一年あまり修業時代が続き、その頃に机を並べた、もしくはレンズを連ねた、同窓生三人で不定期に自主勉強会を開催しておりました。もとより作品として完成させることを意図せず、もっぱら勉強のた…

天賦の才に乏しくとも

2003年11月撮影 修業時代は2003年3月から始まり、おおよそ写真表現の方向性が定まってきた頃の習作です。まだ電子書籍サイトで商品を出そうとは思っていませんでした。 私は本業が締め切り仕事ですからスケジュールは最優先、自分の都合で進行を止めたりはし…

気合いの入った人でした

2001年11月撮影 長く中断していた写真趣味を再開してから、ようやく1年過ぎた頃の撮影です。カメラは、オリンパスC2100UZという、10倍ズームがついたレンズ固定式のデジカメで、わずか211万画素でしたが、なんとかA4まではプリントできましたし、webで使用す…

紙媒体は消えません

2012年11月撮影 いまはなき電子書籍サイトRopLibが配信終了して2年が過ぎた頃の撮影です。再生閲覧に必要なソフトウェアのDLも終了してしまい、インストールしたPCを買い替えたら、そのあとは再生できなくなりますから、もうそろそろ「見ることが出来ない」…

「さよならミカン電車」の一場面

2005年11月撮影 いまはなき電子書籍サイトRopLibで私が発表した作品はグラビア系だけではありません。水着が無い温和しいポートレートも出していました。また、ストーリー仕立ての「さよならミカン電車」という文芸っぽい作品が、けっこう好評でした。 引退…

スレてない

2003年11月撮影 篠山紀信や加納典明ほどじゃないけれど、人気タレントの水着グラビアなんかを撮っていた、そこそこ名の知れたカメラマンが主催する撮影会で撮りました。プロ用機材とスタジオを、アシスタントも込みで、ゴッソリ流用していましたから、照明の…

他流試合でした

2004年11月撮影 この頃は、電子書籍のデジタル写真集で商業的活動をはじめたばかりの時期でしたが、同時に撮影会スタッフとして一部門を任されていたり、はたまた田舎の営業写真館でカメラマン代理をやっていたり、正直に言うと、亡父の介護のためにつくった…

本気と書いてマジと読む

2004年11月撮影 著作権および版権の問題で、商用の電子書籍サイトRopLibには出さず、同人レーベルとしてコミックマーケットでの手売りで出した、CD-ROM写真集の一部です。 大赤字になるのは、最初からわかっていた企画です。「今度コスプレ写真集を撮る」と…

スタジオ撮りでネガフイルム

2003年11月撮影 修業時代にネガフイルムで撮りました。いろいろ試してみて、もはやネガは使わないことに決めて、在庫処分で撮ったのを覚えています。フイルムには消費期限があって、保存しておいても劣化してしまいますからね。 バックのペーパーを引き裂い…

オトナの少女趣味は大迷惑でした

2005年11月撮影 本来、ロリータ服はファッションであってコスプレではないはずです。どこが違うかというと、ファッションであれば自宅のドアを出たときから、すでにその服装であるということです。その恰好で電車やバスに乗り、店に入ったりもします。コスプ…

ほんの一つの工夫も無く

2000年11月撮影 写真趣味を再開し、デジタルカメラを手にして数ヶ月目に、駆け出しのタレントさんが出演する撮影会で撮りました。まだ、撮影会参加者の大半がフイルム式カメラを持参していた時期でした。 この頃の私は、オリンパスC2100UZという10倍ズームが…

斜光に立つ

2004年11月撮影 いまはなき電子書籍サイトRopLibで活動を始めた初期の撮影です。組み写真の講座に通っていたのが2003年で、その翌年ですから、学んだ技法の実践をはじめたばかりでした。背景重視と、季節感を盛り込むという、私のスタイルは、すでにこの時期…

ある意味コスプレなんですが

2012年11月撮影 いまはなき電子書籍サイトRopLibがサービス終了して2年あまりが過ぎ、どういう方向で活動していくか考え込んでいた時期の撮影です。一口にポートレートといっても、演技性の人格を撮る場合が多々あって、そういう場合の被写体さんの心境は、…