いつもノーメイクでした
2002年9月撮影
その当時、個人サイトでロリータ服ばかりを着ている人がいて、交渉したら撮らせて貰えることになって、月イチくらいで撮影させていただいた方です。初回から真っ白でヒダのついたドレスという難しいものを撮ることになって思わず呻ってしまいました。黎明期のデジタルカメラのラチチュード（寛容度）は、ポジフイルムよりも狭かったのです。
2枚目の胸に陽が当たったところは白飛びして、ドレスのヒダがわかりません。それくらい扱いが難しい代物だったのです。この頃、営業写真館をやっていた大ベテランが言うには「いまほど勉強しなきゃならない時期は、かつてなかった」とのことでした。そりゃあ真っ白なウェディングドレスと、真っ黒な礼服とが並んでいる状況で記念撮影するのが日常茶飯事ですからね。どうライティングしたら白飛びも黒潰れもさせずに撮れるか、ずいぶん工夫していたそうです。
このお姉さんは、撮影会ではなく、個人撮影で撮らせていただいた、はじめての人で様々に思い出深いです。童顔ですが成人で、会社勤めの社会人でもありましたが、いつもノーメイクでした。
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