「下手の考え休むに似たり」と言うけれど
2002年10月撮影
まだ、本腰を入れて写真を勉強しはじめる前の撮影です。この時期にしては大健闘の出来映えだと思います。撮影会での定番パターンから、ちょっとはアレンジしている様子が窺えます。被写体は、かなり人気の高い撮影会モデルで、コスプレイヤーとしても有名だった人でした。けっこう男顔な人で、そこがまた良いと思ってました。
この当時の愛機は、オリンパスC2100UZというレンズ固定式のデジカメで、わずかに211万画素ながら、10倍ズームの使い勝手を気に入っておりました。背景をぼかす表現が困難でしたが、工夫次第でちょっとはボケます。いまの私が背景を殺さない主義なのは、このカメラを愛用していたからかもしれません。
いま見返すと下手も良いところではありますが、少し頑張っている感じが伝わってきます。世間では「下手の考え休むに似たり」と言われますが、才能が乏しくて感覚的に撮影していたら駄作になっちゃう私は、勉強することで「考えて撮るタイプ」になって行きましたし、それは概ね方角違いではない努力だったと自負しています。
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