sppc666のブログ

写真とは「真ヲ写ス」こと

日昼シンクロ禁止令

2000年11月撮影

 写真趣味を再開して間もない頃に撮影会で撮りました。明るさ暗さを表現できる範囲=ラチチュード(寛容度)ネガフイルムとポジフイルムでは段違いで、ポジは難しいということは、かつての経験から知っておりました。デジタルカメラの場合は、その幅のことをダイナミックレンジと言い換えたりもしますが意味合いとしては同じで、ポジのラチチュードよりもデジタルの方が狭いと感じたものでした。実際、初期のデジタルは白飛びや黒潰れが多くなり、難しかったです。

 逆光などにより背景と人物とで当たる光の量が異なる場合はレフで補うわけですが、チョット足りないと思うときはクリップオンのストロボを使って、昼間なのに強制的に発光させる=日昼シンクロで真正面から光を当てて撮っていた時期がありました。肌の色合いが明るくなって色白に見えるのと、陰が消えてフラットな絵柄になるのが、むしろソレが良いくらいに思っていたものです。かつて有名なタレントさんの水着グラビアなんかを撮っていたベテランのプロから「日昼シンクロで撮っていたら上達しない」と言われたのを切っ掛けに、その後の修業時代も含め、ながらく封印していたのでした。

 たまたま接触が悪くて発光しなかった写真を見つけたので、ちゃんと発光した写真と見比べてみましょう。発光すれば肌色は明るくなるけれども、発光しなかった方が自然に陰影が出て味わい深い絵柄です。自作のディフューザーでストロボの光をやわらげていましたが、真正面から当てたのでは味を消してしまっています。ふたたび日昼シンクロを使うようになったときは、有線式でカメラとシンクロコードで繋げながらも、ストロボをスタンドに載せて、角度をつけて当てるようになりました。そこに辿り着くまで数年間、レフだけを頼りに撮影しておりました。

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