sppc666のブログ

写真とは「真ヲ写ス」こと

コダワリたぬき

両サイドから当てています

2013年12月撮影 この時期は「艦これ」が始まったばかりで、各キャラのことも知れ渡る前でした。私も話題に追いつくためゲームをやってみたかったけれど、満員盛況が続いていてサーバーの空きを待っていた状態で、ほとんど予備知識無しで撮っています。 のち…

勉強したくないから手動です

2000年12月撮影 いまを去る半世紀前、中学生のとき父からお古のキヤノネットを譲られて、はじめて自分のカメラを持ちました。高校の入学祝いにPENTAX KXを買って貰い、念願だったレンズ交換式一眼レフを手に入れました。大学時代に右手の親指に怪我をして親…

陰翳を濃く

2016年12月撮影 なにごとによらず、私は計画重視です。撮影前にロケハンしたり、照明機材を準備したり、周到な用意のもとに撮影することを心掛けています。しかし、急遽、撮ることが決まって、ほとんど準備する余裕が無いまま当日になってしまうこともありま…

冬の夜景は命を賭して

2016年12月撮影 心臓病で倒れたのが2015年1月でしたから、充分に病状を自覚していた時期に撮っておりますので、体力的に無理がないように正味三時間ほどの撮影でした。冬至に近いと17時頃には夜景の風情になるので、ソレを狙って14時頃から撮り始めました。 …

最後の難関でした

2003年12月撮影 忘れもしない、組み写真を学ぶスパルタ式の連続講座10回目でした。老父の介護が大詰めで、睡眠時間をとるのも不自由していたなか、あるいは他人様の手を借りたり、あるいは身内に泣きついたりしながら、月に一度の講座には欠かさず通いました…

引退宣言はしませんが

2020年11月撮影 これまでコスプレ撮影もしてきました。男装も撮ったし、甚だしきに至っては、中味がオッサンの全身着ぐるみのコスプレなんかも撮りました。女っ気があろうが無かろうが、面白いと思える撮影なら喜んで出動したものです。 しかし、近頃ソレで…

日昼シンクロ禁止令

2000年11月撮影 写真趣味を再開して間もない頃に撮影会で撮りました。明るさ暗さを表現できる範囲=ラチチュード(寛容度)ネガフイルムとポジフイルムでは段違いで、ポジは難しいということは、かつての経験から知っておりました。デジタルカメラの場合は、…

今日の主役

2022年11月撮影 私は心疾患を抱えているので、新型コロナに感染したら生命に関わります。マスクやワクチンで防いでおりますが、オミクロン株は誰が罹ってもおかしくないくらいに蔓延しております。第7波を警戒して、この夏あたりから趣味の撮影を減らしてお…

紙媒体は消えません

2012年11月撮影 いまはなき電子書籍サイトRopLibが配信終了して2年が過ぎた頃の撮影です。再生閲覧に必要なソフトウェアのDLも終了してしまい、インストールしたPCを買い替えたら、そのあとは再生できなくなりますから、もうそろそろ「見ることが出来ない」…

「さよならミカン電車」の一場面

2005年11月撮影 いまはなき電子書籍サイトRopLibで私が発表した作品はグラビア系だけではありません。水着が無い温和しいポートレートも出していました。また、ストーリー仕立ての「さよならミカン電車」という文芸っぽい作品が、けっこう好評でした。 引退…

弱火の近火です

2015年11月撮影 ライトボックスに仕込む光源が写真電球だったときには、熱のために様々な制約がありました。それが電球型蛍光灯に置き換えられ、さらにLEDに変わり、ほとんど熱による制約を考えないでも良いようになりました。ならば、ライティングも変えな…

気合いが違います

2020年11月撮影 おそらく人生最後のグラビア系写真集になるだろうと思って企画した柊京羽グラビア写真集『四季のいろどり』から一部を御披露します。私服パートではありますが、そこはかとなく色っぽさを含めて撮ったつもりでおります。 いまはなき電子書籍…

フルサイズ雑感

2016年10月撮影 ほんの一時期だけ使っていたPENTAX K-1で撮った写真です。かつてベッサフレックスにつけていた旧東独ペンタコン人民公社のCARL ZEISS JENAがあるので、それを使えないかと思って購入しました。しかし、トイカメラみたいな写り方にはなりませ…

背景に埋没しなければ

2015年10月撮影 この年の正月早々、私は心臓発作で倒れました。そして開胸手術など、全身麻酔の大手術を何度も重ね、ようやく病状が安定した時期に、コレを撮りました。 背景を殺さない主義を主張するかのような4枚目は、われながら主張が強すぎるかと思いま…

悪いJKっぽく

2021年9月撮影 かねて御案内しております、柊京羽写真集の一場面です。濃いめのメイクにセーラー服で「悪いJK」を演じてもらいました。昭和の電車に平成のギャル、懐かしさを感じていただけるでしょうか。 この電車は静態保存の展示車両なので走りません。そ…

意地があるので加工してません

2019年9月撮影 きのう投稿したオールドレンズで撮影したのと同日に、オリンパスE-M1でも撮影しております。5枚目の水面ギリギリから撮ったのはオリンパスTG-5という、水中撮影も可能なコンデジです。 今回、御披露した写真は、まったくなんらの加工もしてい…

オールドレンズに人間味を感じます

2019年9月撮影 オールドレンズで撮った写真には、それぞれのレンズの持ち味を感じます。今回、御披露したのは、1965年に製造されたNikkor-S Auto 55mm f1.2で撮りました。4枚目のアップだけは1966年製造のNikkor-Q Auto 135mm f3.5です。 もともと私は1980年…

ボケれば良いという話じゃないのです

2004年9月撮影 中判6×6(ロクロク)とフォーサーズ機を併用していた時期の写真です。中判のボケ味を、ある程度はデジタルで再現できないかと模索していました。 単純に後ろをボカしたいだけなら話は簡単です。 ボケないと言われていたフォーサーズ機でも、後…

晩夏の情景 その5

2019年8月撮影 晴れた日に撮るつもりで、いろいろと構想を練っていたのが生憎の雨でした。即興で撮れる画を撮り、あとから組み立てるやり方になりました。 ・学校を出る場面 ・木の葉を観察する場面 ・川べりで水に触れる場面 ・萩のトンネルをぬける場面 ・…

晩夏の情景 その4

2019年8月撮影 わざわざタイトルに「晩夏」と断りを入れなきゃならないほど、季節感を盛り込めていないのは自覚するところです。萩の繁り方はそれらしいんですが、うなだれたヒマワリとか、熟しすぎたホオズキとか、そういう写材を入れられたら良かったのに…

晩夏の情景 その3

2019年8月撮影 組み写真は並んだ順に見ていくと、キャプションがなくてもナラティブ【narrative物語や話術、語り】の流れを感じ取れるものです。しかし、いくら理路整然と語っても、ろくに他人の話を聞かない人には通じません。 マンガのコマにも読む順番が…

晩夏の情景 その2

2019年8月撮影 白セーラー服は私が指定しましたけれど、細かいキャラ設定はモデルさんにおまかせしておりました。眼鏡をかけたり外したりも、当日その場で、そういうキャラなんだと知りました。そんなわけで、即興で撮っています。 撮影用のガラスが入ってな…

晩夏の情景 その1

2019年8月撮影 晩夏の情景を表現したくなって企画した撮影でした。私は心臓病を抱えた身ですから、よほどの準備が無いと真夏の炎天下での撮影は無理ですが、猛暑の時期を越した晩夏であれば大丈夫じゃないかと思ってのことです。晴天下で、夏の陽射しから秋…

写真はイメージです

2002年7月撮影 オリンパスのC2100UZというレンズ固定式のデジカメで撮りました。この時期、私の撮影技術は初級を過ぎて中級に差し掛かったくらいだったでしょう。その程度の腕前だったくせに、個人撮影なんかしてやがったんですよ。いまの私からすると、20年…

オマカセで撮れました 後編

2022年5月撮影 twitter.com ゆいさんを撮るのは二度目でした。うまく呼吸が合って、撮影会一枠60分で4枚組を三つも組めるほど、効率よく撮れています。 写真のセレクトは、こちらの自由にさせてもらっています。美意識は人それぞれだけれども、撮った側の美…

グラビア写真集でも組んでいます

2021年9月撮影 twitter.com 現在、試し刷りが出来てきているグラビア写真集の一場面です。 私の本業は出版関連で、文章を書くことが仕事ですけれども、書籍編集は隣接分野なので、写真集を制作するうえでコダワリがあります。単にベストショットを並べただけ…

日昼シンクロ禁止令

2005年5月撮影 いまはなきRopLibという電子書籍サイトで活動していた時期の撮影です。どうにか組めるくらいのバリエーションが撮れています。 これを撮影する2年くらい前の修業時、心の師と仰ぐグラビア系カメラマンから、ストロボ禁止を課されました。その…

紙媒体グラビア写真集の編集を終えました

2022年5月撮影 かねて編集しておりました仮題『柊京羽写真集』の試し刷りが出来てきました。A4サイズで96頁ともなりますと、われながら頑張ったなぁ、と、感慨もひとしおであります。少し寝かせてから冷めた目で眺めたうえで、良くないところを改善して、そ…

レンズの個性について考えます

2019年4月撮影 亡父が家族に隠していた高級カメラが、その没後に何台も発見されました。そのなかから私に分け与えられたのが、中判カメラとNikon F2と何本かの交換レンズです。 中判については、先日、このブログで御披露しました。 sppc666.hatenablog.com …

キャプションを添えて

東京都 深大寺の門前町にて 深大寺といえば蕎麦。粉を挽く水車は今も現役。 「いただきます」の石像です。 ザルの彼方に「ごちそうさま」の石像があります。 2009年5月撮影 言葉によらず写真だけで伝えたい理由があるならともかくも、こうやって写真に一言ず…