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写真とは「真ヲ写ス」こと

組み写真の修行を始めた頃

2003年5月撮影

 

 組み写真については、2003年3月頃からtentenファームという月に一度の講座に通って学びました。講師は斉藤慶子の水着写真集なんかを撮ったグラビア系カメラマン岡克己先生でした。

 講習はスパルタ式でした。持ち時間3分の撮影が午前と午後の2回、たったそれだけの撮影で「その日のうちに組み写真をつくれ」というのです。弟子ではないから拳骨で叩き込まれることはなかったけれど、キツかったです。

 2枚で一対では組み写真とは呼べません。メインとなる写真を「はじめ」と「おわり」で挟んで組み写真になるからです。そうなると、あわせて6分の間に、使える水準に達したものを類似カットを混ぜずに数枚撮らねばなりません。午前と午後で衣装が替わるので、両方を使うなら場面転換用のカットも必要です。

 

 事前にモデルさんは予告されたのですが、衣装は当日にならないとわかりませんし、天候だって天気予報が当たるとは限りませんから、青空を想定していたのにドンヨリということもありました。事前に絵コンテを描いたりしましたが、想定外のことが当然のように起こります。その現場の状況に合わせて、とにかく撮らねばならないのでした。

 

 この修行が、いまの私の写真人生の背骨になっています。

 講座の開始が2003年3月でしたから、5月は3回目です。まだまだバリエーションが足りなくて、画像フォルダを総ざらえしても組みようがありません。どうにかこうにか起承転結っぽくしてみましたが、コレジャナイ感が溢れています。でも、モデルは桁違いにカワイイ人でしたから、鑑賞にはたえるでしょう。