南の島に憧れていました
2004年9月撮影
いまはなき電子書籍サイトRopLibで、好評を得た写真でした。
沖縄ロケに中判6×6(ロクロク)を担ぎ出して撮った写真です。まるで週刊誌の水着グラビアの劣化コピーですね。そんなありきたりな写真を、この頃の私は「そういうのを撮りたい」と、本気で思ってました。
盛夏を過ぎてなお泳げるほどの気温と水温。そしてなにより、強い陽射し。野球少年が甲子園に憧れるように、かつての私も南の島のロケ地に憧れておりました。
実際、南の島のロケーションは抜群でした。レフ1枚あれば、日陰にも充分な光が回る白い砂浜。景観が良いのも、陽射しが良いのも、ロケ地のおかげ。発色が良いのはフイルムのおかげ。透明感と立体感はレンズのおかげ……とはいえ、自分の腕前が数段あがったかのように錯覚させてもらえたのは、良い気分でした。
週刊誌の撮影と同じようにいかないのは、撮影クルーでした。プロのロケ現場には何人かがチームを組んでいますが、そうは行かなかったのです。
この撮影ツアーは、被写体さんたちが独自に企画したものでした。企画といったところで参加者を公募するわけでなく、お姉さんたちが、なじみのアマチュア写真家に声をかけていました。メイクもヘアスタイルも水着も被写体さんの自前で、撮影会じゃないのでレフ持ちのアシストもありません。複数の被写体さんと、複数のアマチュア写真家が、何組かの個人撮影を同時進行して、ときおり組み合わせを入れ替えながら、撮っていました。
この横長はオリンパスのE-1で撮りました。空の青さが濃くなりがちなカメラでしたが、フイルムで撮った空の色の方が私は好きでした。
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「たぬき写真工房が、いまはなき電子書籍サイトRopLibで活動していたのは2004年から2010年くらいの時期でした。その頃はグラビア系の電子写真集を有料で配信していました。RopLibがサービス終了となってからは、商品と呼べるようなものを世に出しておりませんでしたが、昔とった杵柄とやら、久々にグラビア系に挑戦します」(巻頭挨拶より)
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