大撮影会でsattinを
2005年7月撮影
モデルは昔馴染みのsattinですが、以前と違うのはsattinがRQとして人気が出たあと、このときは歌手デビューしていたことです。これを撮ったのは、囲み撮りの撮影会で十数人の参加者がsattinに群がるなか、人の隙間から望遠で狙ったり、前列で仁王立ちしてどかない人の股ぐらに、匍匐前進で首を突っ込んで腹這いのまま撮ったりした労作であります。
私の写真人生にとってsattinは特別な被写体です。
sppc666.hatenablog.com 特別なモデルを撮るために「良い写真を撮りたい」という、当時の執念みたいなものを(わがことながら)感じる写真です。というのは、囲みの撮影会で、ひとつの撮影ポイントに腰を落ち着けているのは、せいぜい10分です。その10分間に、何度もアングルを変えていますし、レンズもつけかえています。いまの衰えた体力で、同じ事はできません。ありきたりな「撮影会で撮りました」という写真は撮りたくなくて、けっこう工夫していたのだなぁ、と、当時のことを振り返りました。